2026年9月、オンラインオリパを利用した人たちが、販売サイトを運営する会社を相手に裁判を起こしたことが大きく報道されました。SNSでも「オリパは違法なの?」「自分が使っているサイトは大丈夫?」といった声が広がっています。
この記事では、報道や弁護士法人の発表、法律事務所の解説など、公開されている情報をもとに、訴訟の流れ、何が問題とされているのか、オリパに関わる法律のポイント、トラブルになった時の相談先までをまとめました(2026年10月5日時点の情報です)。
なお、この裁判はまだ始まったばかりで、判決は出ていません。訴えられた会社の行為が違法かどうかは、まだ決まっていない点に注意して読んでください。
今オリパを使っている人は、この機会に、自分が使っているサイトの表示や利用規約も見直しておきましょう。サイトごとの細かい条件は変わることがあるため、公式サイトの最新の表示を確認するのが確実です。
何が起きた?オンラインオリパ訴訟の流れ
まずは、2026年9月に起きたことを日付の順に整理します。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2026年9月上旬 | 弁護士法人・響が、大手オンラインオリパ事業者について消費者庁に調査を求める申し出をしたと発表 |
| 2026年9月17日 | 購入者38人が、販売サイトを運営する複数社を相手に東京地裁に提訴したと報道 |
| 2026年9月17日ごろ | 響側が、1社の運営会社などについて刑事告訴したと発表したと報道 |
| 2026年10月5日時点 | 判決や和解は出ていない |
9月上旬:弁護士法人が消費者庁に調査を求めた
2026年9月上旬、オリパの返金相談を受けている弁護士法人・響が、大手のオンラインオリパ事業者について、特定商取引法などに違反している疑いがあるとして、消費者庁に調査を求める申し出をしたと発表しました。対象の数は、報道や記事によって異なります。
報道などによると、申し出では、還元率の計算の根拠がわかりにくいこと、当たりの本数や残りの数を外から確かめにくいこと、商品が届かない・ポイントがなくなったという相談があることなどが指摘されたとされています。
9月17日:購入者が複数社を提訴
2026年9月17日、オンラインオリパの購入者38人が、販売サイトを運営する複数社を相手に、合わせて約2億7千万円の損害賠償を求める裁判を東京地方裁判所に起こしたと、複数のメディアが報じました。代理人は弁護士法人・響です。
報道によると、訴えられたのは大手のオンラインオリパサイトを運営する複数の会社です。購入者側は、各社の広告の表示が実際よりも大げさで、購入者に誤解を与えるものだったと主張していると伝えられています。
刑事告訴の発表
民事の裁判とは別に、響側は、そのうち1社の運営会社やその役員について、刑事告訴をしたと発表したと報じられています。刑事告訴は、捜査機関に「処罰してほしい」と申し出ることです。告訴が受理されたかどうかや、捜査が行われているかどうかは、記事作成時点では確認できていません。
まだ決まっていないこと
大切なのは、今回の裁判がまだ始まった段階だということです。訴えられた会社の言い分(反論)は、確認できた範囲ではまだ詳しく報道されていません。裁判所が表示を違法と判断したわけではなく、判決や和解が出るまでには時間がかかるのが一般的です。
また、確認できた範囲では、2026年10月5日時点で、消費者庁がオンラインオリパについて行政処分(措置命令など)を出したという発表は見つかっていません。
訴えでは何が問題とされている?
報道や申し出の内容から、大きく3つの点が問題とされていることがわかります。
広告の表示が大げさではないか
報道によると、購入者側は、「2分の1で当たる」「レアカードが当たる」といった広告の表示が、実際よりも大げさだったと主張しているとされています。オンラインオリパでは、高額なカードの画像や「アド確定」「爆アド」などの言葉が目立つように表示されることが多く、表示と中身が合っているかが問われています。
還元率や当たりの数を確かめられるか
多くのオリパサイトは「還元率100%」のような数字を表示していますが、何をもとに計算した数字なのかは、サイトによって説明の詳しさがちがいます。申し出では、計算の根拠や、当たりの本数・残りの数を外から確かめにくいことが指摘されたとされています。
発送やポイントのトラブル
商品が届かない、届いたカードの状態が説明とちがう、ポイントがなくなったといった相談があることも指摘されています。当たったカードをすぐにポイントに変えて、またガチャを引くという使い方が、お金を使いすぎる原因になっているという指摘もあります。
オリパは違法なの?法律のポイント
「オリパは違法なのか」という疑問に、今の時点ではっきりした答えはありません。法律事務所などの解説をもとに、よく挙げられる論点をまとめます。
| 法律 | 問題になりうる点 |
|---|---|
| 景品表示法 | 還元率や当たりの表示が、実際より良く見える表示になっていないか |
| 刑法(賭博罪) | お金を払って、偶然で得をしたり損をしたりする仕組みが賭博にあたらないか |
| 資金決済法 | サイト内のポイントが「前払式支払手段」にあたる場合のルールを守っているか |
| 特定商取引法 | 運営会社の名前や返品のルールなど、通信販売として必要な表示があるか |
| 古物営業法 | 中古のカードを売り買いするための古物商許可を取っているか |
景品表示法
景品表示法は、商品を実際よりも良く見せる表示(優良誤認)や、取引の条件を実際よりも得に見せる表示(有利誤認)を禁止しています。オリパでは、還元率や「大当たり残り◯口」のような数字が、実際の中身と合っているかが問題になりやすいとされています。
2024年10月に施行された改正景品表示法では、こうした表示をわざと行った場合に、罰金を科すことができる規定(直罰規定)が新しく加わりました。
賭博罪
刑法の賭博罪は、偶然の結果によってお金や物を取り合う行為を禁止しています。オリパの場合、パックの値段よりも価値の低いカードが多く入っていると、購入者が損をする危険を負い、その損が大当たりの元になる構造になりうると指摘されています。
特に、当たったカードをポイントに戻せる仕組みや買い取りの仕組みがあると、「商品がほしい」よりも「もうけたい」が目的になりやすく、賭博にあたる可能性が高まると考える専門家もいます。ただし、オンラインオリパが賭博にあたると裁判所が判断した例は、確認できた範囲ではまだありません。
資金決済法・特定商取引法・古物営業法
サイト内でお金を払って買うポイントは、資金決済法の「前払式支払手段」にあたる場合があります。自社サイト専用のポイントでも、使われていない残高が決まった日(3月31日・9月30日)に1,000万円をこえると、届け出などが必要になるとされています。
また、オリパの販売は通信販売なので、特定商取引法にもとづいて、運営会社の名前・住所・連絡先や返品のルールなどを表示する必要があります。中古のカードを扱うには、古物営業法にもとづく古物商許可も必要です。
「違法」と決まったわけではない
ここまでの論点は、あくまで「問題になりうる点」です。今回の裁判の結果によっては、業界全体のルールが変わる可能性もありますが、今の時点で「オリパはすべて違法」「訴えられたサイトは違法」と決まったわけではありません。気になる人は、各サイトの表示を自分の目で確かめたうえで判断しましょう。
これからどうなる?今後の見通し
今後の動きとして、考えられることをまとめます。
裁判はこれから
民事の裁判では、訴えた側と訴えられた側が、それぞれの主張と証拠を出し合い、裁判所が判断します。途中で話し合いによる和解になることもあります。判決が出るまでには、一般的に時間がかかります。
業界全体への影響
今回の動きをきっかけに、還元率の表示のしかたや、当たりの数の見せ方、ポイントの扱いなどを見直すサイトが出てくる可能性があります。行政がガイドラインや注意喚起を出す可能性もあるため、今後の発表に注目です。オリパトラストでも、新しい動きがあればこの記事を更新していきます。
トラブルになった時の相談先と対処法
オリパでトラブルになった時は、あわてずに次の順番で動きましょう。
- STEP 1
追加の購入をやめる
取り返そうとして続けて買うと、損が大きくなりやすいので、まずは手を止めます。
- STEP 2
購入履歴や画面を保存する
購入履歴、ガチャの表示、決済の明細などを、スクリーンショットで残しておきます。
- STEP 3
運営会社に問い合わせる
メールなど、やりとりが記録に残る方法で問い合わせます。
- STEP 4
決済会社に相談する
クレジットカード会社など、支払いに使った会社に早めに相談します。
- STEP 5
消費生活センターや弁護士に相談する
消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターにつながります。
残しておきたい証拠
返金などを求める時は、相手側に問題があったことを示す証拠が大切です。ガチャで損をしたというだけでは、返金の理由にはなりにくいとされています。次のようなものを残しておきましょう。
- サービス名、運営会社、利用規約の画面
- 当たりのカード、総口数、確率、還元率の表示
- 購入した日時、金額、注文番号
- 決済の明細
- 届いたカードの写真や、開封の動画
- 運営とのメールやチャットのやりとり
相談先
困った時は、ひとりで悩まずに相談しましょう。
- 消費者ホットライン:電話番号「188」(お近くの消費生活センターにつながります)
- 警察相談専用電話:「#9110」(犯罪の疑いがある時)
- 弁護士(被害の金額が大きい時など)
「返金できます」の広告に注意
報道が増えてから、SNSでは「オリパ返金診断」のような広告が増えています。相談すること自体は悪いことではありませんが、依頼する前に、着手金や成功報酬などの費用を必ず確認しましょう。「必ず返金できる」とうたう広告や、相手がはっきりしない連絡には注意が必要です。
これからオリパを使う人が気をつけたいこと
今回の訴訟を受けて、これからオンラインオリパを使う人が確認しておきたいポイントをまとめます。
運営会社と古物商許可を確認する
サイトの下の方にある「特定商取引法に基づく表記」で、運営会社の名前・住所・連絡先と、古物商許可の番号が書かれているかを確認しましょう。連絡先がはっきりしないサイトは、トラブルの時に困ります。
還元率や確率の表示をうのみにしない
「還元率◯%」や「1/10で当たる」といった表示は、何をもとにした数字なのか、注意書きまで読みましょう。還元率が高くても、1回ごとに得をするという意味ではありません。
使う金額の上限を決める
オリパは、何が当たるかわからないサービスです。始める前に「1か月にいくらまで」と上限を決めて、超えたらやめるというルールを作っておきましょう。当たったカードをすぐにポイントに変えて引き続ける使い方は、使いすぎにつながりやすいので注意が必要です。
まとめ
2026年9月、オンラインオリパの購入者38人が、販売サイトを運営する複数社を相手に、約2億7千万円の損害賠償を求める裁判を起こしたと報じられました。購入者側は広告の表示が大げさだったと主張していますが、判決は出ておらず、違法かどうかはまだ決まっていません。
オリパには、景品表示法や賭博罪などの論点があり、今回の裁判の行方は業界全体に影響する可能性があります。これからオリパを使う人は、運営会社や表示の中身を自分で確かめ、使う金額の上限を決めて楽しみましょう。サイトを選ぶ時は、運営会社・送料・発送条件などを並べて比べると、ちがいが見えやすくなります。トラブルの時は、証拠を残して「188」などに相談してください。
この記事は2026年10月5日時点の報道や公開情報をもとにまとめています。法律の判断は個別の事情で変わるため、具体的な相談は弁護士などの専門家にしてください。
よくある質問
オンラインオリパの訴訟では、どんな会社が訴えられた?
報道によると、大手のオンラインオリパサイトを運営する複数の会社です。2026年9月17日に購入者38人が東京地裁に提訴し、請求額は合わせて約2億7千万円とされています。
訴えられたサイトは違法と決まったの?
決まっていません。裁判は始まったばかりで、判決は出ていません。訴えた側の主張が認められるかどうかは、今後の裁判で判断されます。
オリパは違法なの?
今の時点で、オンラインオリパがすべて違法と判断されたわけではありません。景品表示法や賭博罪などの論点があり、専門家の間でも議論が続いています。
今使っているサイトのポイントはどうなる?
今回の裁判を理由に、すぐにポイントが使えなくなるという発表は、確認できた範囲ではありません。ポイントの有効期限や利用規約は、使っているサイトの公式ページで確認しておきましょう。
返金してもらうことはできる?
ガチャで損をしたというだけでは、返金の理由にはなりにくいとされています。表示と中身がちがう、商品が届かないなど、相手側に問題があった証拠が必要です。消費者ホットライン「188」や弁護士に相談しましょう。
トラブルの時はどこに相談すればいい?
消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターにつながります。犯罪の疑いがある時は、警察相談専用電話「#9110」も使えます。
参照元
この記事の内容は、公式サイトに表示されていた内容をもとに整理しています。
本記事はAIによる文章生成を行わず、2026-10-05時点の報道や公開情報をもとに整理したものです。裁判は係属中で、記事内の主張は当事者の一方の主張を含みます。法律の判断は個別の事情で変わるため、具体的な相談は弁護士などの専門家にしてください。
